腎臓病の食事

減塩の薄味でもおいしくいただける、和の料理

 

腎臓病の食事指導の基本は、いうまでもなく塩分コントロールです。そうはわかっていても味の薄い料理は味けなくて食べづらいもの。どうすればおいしくいただけるか、ポイントは2つあります。

 

1つは、新鮮な食材を選ぶこと。素材そのもののうま味を味わえるため、塩分による調味をひかえられるからです。2つめは、香辛料を利かせること。薬味や香味野菜をたっぷりあしらうことで料理の風味が引きたち、塩分をそれほどつかわなくてもごはんやパンがすすみます。

 

良質のタンパク質が得られ、しかも低カロリー、新鮮な素材と三つ葉の清涼感ある香りに食欲をそそられる「ホタテ貝柱ごはん/362キロカロリー・タンパク質8.9g・塩分0.4g」を紹介しましょう。

 

この炊きこみご飯には疲労回復効果もあります。

 

材料
米150g、かつおだし1/2カップ、酒小さじ2、しょうゆ小さじ1、ホタテ貝柱40g、千切りしょうが5g、しめじ・ニンジン各30g、三つ葉10g

 

作り方
1:米はといで炊飯器に入れる。
2:だしに調味料を入れて煮たて、1㎝角に切った貝柱を加えて1分煮、ひと肌にさます。
3:炊飯器に2の汁のみを入れ(必要なら水を加えて水加減)、しょうが、銀杏切りにしたニンジン、小房にわけたしめじを加えてふつうに炊く。
4:炊きあがったら貝柱と、ざく切りにした三つ葉を散らす。